「どん底を味わった人は強い。」何をかくそう亡き父は、戦前生まれだった・・・昭和6年。思春期の大半を第2次世界大戦という旧日本時代を生き、青春まっただ中で終戦を迎えた。今となっては非常に頼もしい姿に思える。

「イモのつるをよく食べた。芋粥は最高だった。」とよく言っていたことを覚えている。家庭を持ち、白米とおかずか数品、ビールを片手に、白黒テレビでプロレスを見る姿・・・。昭和の懐かしい食卓風景だ!大晦日は、仏壇の真鋳磨きを家族全員でする。その後、父親がすき焼きを作る。父親が食事を用意するのは年1回だけだった。今思いかえすと、我が家のルールであり、子孫や家族の絆がいかに大切であるかを教えてくれたとはっきりわかる。非常にあったかい気持ちで「正月」を迎えていたなぁ。

私の父は、うるさいことを全く言わなかったが、ひとつだけ真剣に忠告してくれたことがある。それは、「大学だけはでておけ」だった。父は戦争により、中学校にあたる学校もまともに卒業していなかった。その為、勤めにおいても若い連中(大学卒)にどんどん抜かれていったそうだ。技術面では、「誰にも負けないのだが・・・」が口癖だった。本当、この忠告だけが私の頭に残っている。うーん、本当この忠告だけだなぁ。

この言葉で、男兄弟3人は全員、大学(次男は大学院卒)を出た。費用は大変だったようだが、何も言わず両親は養育してくれた。非常に感謝している。今度は、我が子に感謝される番なのだが・・・。どうなることやら。

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